津島修三ブログ

カメラマン兼ライター津島修三のブログ

罪なやつ

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[美瑛]

平時はボクがクルマで女房をパート先に送り迎えしているのは、何度もお話ししている通り。
夕方は、退社のメドがつくとボクの携帯に連絡が入る。10分ほどかけてパート先に行くと、ほどなく女房が「ただいま」と言って、クルマに乗り込んでくるのだ。

そして今日の夕方、ボクはいつものように自宅仕事場で机に向かっていたら、固定電話のほうが鳴って、いきなり「どこに行ってたのよ!」という女房の不機嫌な声。
それでボクも「おや?」と思って自分のカラダをまさぐってみたけれども、シャツかズボンのポケットに入っているとばかり思っていたボクの携帯電話が見当たらない。ボクは自分でも気づかないまま、携帯を持たずに一日を過ごしていたのだ。
女房は、何度もボクの携帯を鳴らしたけれども、いっこうにボクが出ないので、「ったく、どこをほっつき歩いてるのよ!」と、カリカリしていたみたいなのだ。
取り急ぎ女房を迎えに行って、帰宅してから家の電話でボクの携帯にコールしてみたら、寝室のベッドの中から着信音の「セカンドワルツ(ショスタコービッチ)」が聞こえてきた。
朝の着替えのときにポケットからずり落ちて、一日ベッドの中に埋もれていたようなのだ。

女房からすれば、いくら携帯をコールしてもボクが出ないので、ボクが遊び回っているか浮気でもしてるのかと、疑り始めていたのかも。
痛くもない腹を探られて、まったく、携帯というのは罪作りなやつだ。

しかし、待てよ。このテは案外使えるかも…と、ボクの中の堕天使が、小声で囁いた。
つまり、いろんな“大人の事情”で奥さんに居場所を探られたくないときなどは、わざと携帯を家に忘れていくのだ。
そして夕方になると当然のように奥さんがコールしてくる。でも、呼び出し音は聞こえるけれどもいっこうに出る気配がない。
そうして、あとになって、実際に居た場所については上手く嘘を言って、たとえば、「港で写真を撮ってたんだ。君から電話が入るまではギリギリまで粘ろうと思ってたんだけど、何時になっても連絡こないじゃない。おかしいなと思ったら、オレ、携帯を家に忘れてきてたんだよ。いやあ、ほんとに済まなかった」などと、しれっとして言い訳するわけだ。それで一件落着。万事これでうまくいく。
でもなあ、蟻の心臓の津島は、何かうしろめたいものがあって嘘をつこうとすると顔に出てしまうタイプだからなあ。
一回、予行演習でもしておこうかしらん。

むかーしむかしのことだけど、日曜日に仕事があって外出した。
そういうときに限って、家に携帯を忘れてしまうのだ。
そういうときに限って、携帯に女子から電話がかかってくるのだ。
家に居た女房は、緊急の用件とかだったら大変だからと、その電話に出た。
電話をかけてきた女子は、津島が電話口に出るとばかり思っていたところに女の人が出たものだから、焦ってしまって何も言わずに電話を切ってしまった。

たあ〜、なんちゅうことをしてくれるんねん!
それじゃあ、いかにも怪し過ぎるだろうに!
とっさのこととはいえ、「あ、すみません、間違えました」とか、「あ、津島さんの携帯ではなかったですか? いつもお世話になっています○○の△△ですが」…とか、そんなふうに取り繕ってくれればよかったのに。
あの日の電話一本で、「うちの亭主も決して“品行方正”なわけじゃないな」と、女房は確信したはずだ。
罪作りな携帯電話である。

平和な人生のため、なるべく嘘はつかないようにしましょう。
やむを得ない場合は、できるだけ上手な嘘をつきましょう…。



テーマ:写真にコトバをのせて - ジャンル:写真

  1. 2008/12/22(月) 00:35:27|
  2. OLYMPUS E-510
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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コメント

携帯電話じゃないけれど・・・
昔、前の部署にいるときに、わたしを含め数人が休日出勤しておりました。
電話が鳴ったのでわたしが出たら、○○さんの奥さんで「主人が今日出社しているとの事ですが、おりますでしょうか?」と言われました。
しかし、○○さんは休日出勤していなかったのです。
これは・・・ヤバイ!と瞬時に察して「○○さんは、来ていらっしゃいますが今席をはずされています」とひとまず取り繕ったのですが。。。「折り返し電話するように伝えてください」と奥さんに言われたのでさー大変。○○さんは、つかまらず。
奥さんからは催促の電話はかかってくるはで(T-T)
忙しくて休日出勤しているのに、○○さんと奥さんの対応で仕事どころでは無くなり・・・。

わざと、○○さんの携帯じゃなくて会社の電話にかけてくるところなど、奥さんの方が技あり1本でした。

津島さん、携帯電話を置いていくのも良いですが、固定電話にかかってきた時の対応策も検討願いますデス(笑)
  1. 2008/12/22(月) 22:09:40 |
  2. URL |
  3. ko・ko #1jhbtX.k
  4. [ 編集]

>平和な人生のため、なるべく嘘はつかないようにしましょう。
>やむを得ない場合は、できるだけ上手な嘘をつきましょう…。


"\( ̄^ ̄)゙ハイ!!

  1. 2008/12/22(月) 22:47:01 |
  2. URL |
  3. 心風 #7wCGPIbI
  4. [ 編集]

>ko・koさん

あなたのような有能なセクレタリーがいてくれると助かる!
ボクにも心当たりがあります。昔、会社勤めをしていたころ、会社休んで遊びに行きたくなったことがあり(アバンチュールじゃなくっ)、会社には休暇届を出しておいたけど、家には説明するのがめんどくさくて普通に出社するように家を出た。
そういうときに限って、家から会社に電話が入るわけだね。
事務のコが機転をきかせてくれて、「今、取材に出ています」と、とぼけてくれた。
ほんとに、冷や汗もんです。
やはり、真っ正直に生きるか、周到に口裏合わせをしてくか、でしょう。
「津島さんはただいま携帯の電波も届かない山奥にツチノコを探しに行ってます…とでも言っておいてくれ」、などと。


>心風さん

返事が元気でよろしい!
  1. 2008/12/23(火) 10:47:20 |
  2. URL |
  3. 津島 #-
  4. [ 編集]

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