
[Bolsa de Café]
ボクは泳げない。
誰もいない広い露天風呂で平泳ぎの真似をすると、少しは浮いていられるので、まったく泳げないわけでもないのだろけど、苦手意識が先に来てしまって、泳ぎたいとも泳ぎを覚えたいとも思わないまま、この歳になってしまった。
なんでもかんでも人のセイにするわけじゃないけど、ボクが泳げないのは、父親の性分もあるのじゃないかと思う。
うちの父親は、(免許もクルマも持ってなかったこともあり)子供を遊びに連れていったり、子供に泳ぎを覚えさせようということには積極的でなかった。というか、そういうことにはほとんど無関心だったのかもしれない。
もっとも、あのころの小学校の夏の体育の時間でも、泳げない子に泳ぎを覚えさせよという指導ではなく、ただただプールでばしゃばしゃと“水遊び”させているだけだったから、そんなこともあって、結局泳ぎには縁のない人生になってしまったのだ。
父親はかつての国鉄職員で、ボクが高校生の頃、津軽地方の海沿いの小さな町に単身赴任していたことがある。
たまの週末に、ローカル線の列車に揺られて親父の官舎に遊びに行くのが楽しみだった。
親父自身が酒好きだったこともあり、官舎に遊びに行くと、親父と差し向かい、わりと堂々と酒が飲めたのも面白かった。
親父にはまったく破天荒なところがなく、むしろ、努めて“無難に”生きようとしているみたいで、その意味では親父はあまり面白みのない人だった。
官舎で親父と差し向かい、色気づく年頃になりつつあった息子に対してこの親父は、ビールを酌み交わしながら、それとなく“倫理観”めいた話を聞かせ諭そうとするのだった。
だけど、まだウブだった少年のボクにも、その話はつまらなかった。できれば、男同士、女子供には言えないような“武勇伝”でも、聞かせてほしかった。
父親たるもの、自分の息子に武勇伝の一つや二つ、聞かせてやれる存在でなくっちゃ。
ボクが女房以外の女性とも半ば公然と酒席を設けるという話を聞いた人が「信じられない」と驚いたとき、そこに居合わせた息子が「うちのオヤジはそういう人なんです」と、あっけらかんと答えたとか。
わっはっは、よく分かってるじゃないか、我が息子よ。
そんなのは武勇伝でもなんでもないけど、少しは息子にも一目置かれる豪胆なところのあるオヤジでいたいものだなと。
(泳げないのはなさけないけど)
テーマ:写真にコトバをのせて - ジャンル:写真
- 2008/12/18(木) 12:58:30|
- OLYMPUS E-300
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
そういえば、私が男性を知ったのが結構早い方で、
その後も遊びまくってる私に母が・・・
「うちには、コン○ーム無いからねっ!!」
って私に言ってきた事がありました。
娘にしてみれば、”何言ってんだかこの人は・・・って事はナマかよ・・・(−−;”みたいな^^;
今になれば夫婦だもの、当たり前か・・・って思いますが^^;
(夫婦でも使ってる方はいますけどね)
でも、母なりに、遊びまくってる自分の娘をどうにかせねば!と思って出た言葉なのかもしれませんが、
私としては何事も経験だと思ってましたので^^;
あ、今は真面目ですよ。
過去の私はどこへ行ったのやら〜
適度に程々にです。アハハ。^^;
- 2008/12/18(木) 14:58:47 |
- URL |
- 心風 #7wCGPIbI
- [ 編集]
コンちゃん話に便乗するなら…、
あれは息子が高校生のころだったか、女房が掃除のついでに息子の部屋に入ったら、偶然コンちゃんを見つけてしまった。
女房は気づかなかったフリで部屋を出たのだけど、そのコンちゃんが、夫婦が使っていたのと同じ銘柄だったもので、「血は争えないな」と、夫婦で大笑いしたものでした。
父親よりも若いうちに“大人の階段登る”なんてナマイキな!…とも思ったけど、ちゃんとコンちゃん使ってるんだってことで、なんだかちょっと安堵したりもして。
>私としては何事も経験だと思って…
ま、まあ、確かに何ごとも経験ですけどね。
若いうちにいろいろ経験しておいたほうが、人生、悔いとか未練とか、少ないかもしれないですね。
“やり残した”感がないってことで。
せめて、その経験そのものが“悔い”にならなければ。
- 2008/12/18(木) 18:47:25 |
- URL |
- 津島 #-
- [ 編集]