津島修三ブログ

カメラマン兼ライター津島/愛と妄想のブンガク的空間

それから

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[Hoboken Terminal]

前の記事を書いた翌日(一昨日)にも“事件”は起こった。
(我が家は女性陣が3人いてややこしいので、ここでは、上から順に“お袋”“女房”“嫁さん”と表記する)
一昨日の騒動は夕方に起こった。
居間で何やら言い争っているような音が、仕事部屋にいたボクにも聞こえてきたのだけど、まあ、親父もいるようだし、ひどいことにはならないだろうと、ボクは仕事部屋から出なかった。
なので、あとから聞いた話なのだけど、嫁さんが赤ん坊に離乳食をあげるために二階の自室から居間に降りてきたとき、赤ん坊がまたむずかって泣き声をあげた。嫁さんにしてみれば、今すぐに離乳食をあげようとしているところなので、そのままにしておいてほしいのだ。
そこへ、聞き分けのないお袋が、泣いてて可哀想だとか言いながら赤ん坊を抱き上げようとした。それにまず親父がカチンと来て、「やるなと言われてることをなぜやるんだ!」と怒鳴った。それでもお袋はやめようとしない。意固地になってしまっている。
普段は決して逆らうようなことをしない嫁さんも限界にきて、「やめてください」と言った。
それに対して、まあ、このあとの台詞は割愛するけれども、お袋は、言っちゃあいけないことを口走ってしまったみたいなのだ。

普段は嫁さんが家族全員の夕食をつくってくれるのだけど、この日はしかるべき時間になっても嫁さんが台所に立つ気配がない。相当に悔しい思いをしているのだろう。
それで、ボクはまず、まだ職場にいる息子に電話をした。
「さっきも家の中でごたごたあったんだけど、嫁さんから電話きてたか?」
「うん、聞いてた」
「よし分かった。今夜の食事は女房につくらせるから、嫁さんはそのままストライキして部屋にこもってていいぞと、お前から連絡してやってくれ」と告げた。
ちょうど女房も仕事が終わったところだったので、その迎えのクルマの中であらましを説明して夕食づくりを代わってもらうことにした。女房は、二つ返事だ。

その夜はボク一人、居間のコタツで焼酎を呑みながら、スカパーで『メンフィス・ベル』を観ていた。
家の中が気詰まりで、居場所がなくなりそうだったので、最初から居間を独占しようという魂胆もあった。
そしてこれもあとから聞いた話なのだけど、ボクが『メンフィス・ベル』を観ている間、女房と息子夫婦は、二階のボクらの寝室でいろいろ語り合っていたようなのだ。
若い頃に同じように“姑のヒステリー”に泣かされた女房の体験談は、嫁さんにも少しは気休めになっただろう。
嫁さんも、女房のように達観できるようになれればいいのだけど、いきなりそれを求めるのは無理な話だ。
いよいよ堪え難いということであれば、仕事を休めない息子に代わってお父さん(つまり、ボク)に今夜のうちにでも実家に送っていってもらって、しばらくの間実家でゆっくりしてきなさい…ということを、女房は提案していたようだ。
おいおい、本人のいないところで勝手に話を進めるなよ…ってことだが、もしほんとにそれを望むのだったら、もちろんボクにはまったく異論はなかった。(もう飲んでいたから、実際には無理だったけど)
しかし、最終的に話は、息子が水曜日に休めるので、“出奔”は火曜の夜にしようということになったようだ。どっちみち嫁さんは年末には里帰りさせるつもりだったので、ちょっとだけ日程を早めたというところだ。翌日になって息子からボクに電話が入り、そういうことにしたいのだけどそれでいいだろうかという相談と、「あと、おじいちゃんに申し訳なくて」…と言う。
「おじいちゃんにはオレから言っておく。心配するな。おじいちゃんなら分かってくれるよ」

そんなこんなで、昨日の夜、息子夫婦と赤ん坊は、嫁さんの実家に出発していった。
急な里帰りで、お袋も慌てたことだろう。自分が蒔いた種だと、少しは気づいただろうか。
ひ孫を可愛がりたいのに、つまらぬことで意固地になるから、ひ孫に会えなくなってしまった。身から出た錆だ。

で、この騒動は、最終的にどうするべきなのか。
そのことを息子とも電話で話したのだけど、ボクは、「そこまではまだ決めなくていいじゃないだろうか」と言っておいた。
まずはクールダウンが大事だ。お袋にも少し考えさせる時間が必要だし、気持ちがくじけてしまった嫁さんにもしばらく実家でゆっくりしてもらって前向きな気持ちを取り戻してもらいたいからと。
“時間薬”が効能を発揮してくれることに、まずは期待していたい。


テーマ:写真にコトバをのせて - ジャンル:写真

  1. 2008/12/10(水) 13:09:06|
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  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5
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コメント

こんばんは〜
長々とメールしておきながら、またお邪魔しに来ました。^^;スイマセン

私も結婚して同居して4年の間、何度か泣きました。
以前は、1ヶ月に1度、仕事が休みの日に実家に1泊か2泊してたのですが、今は弟が結婚してお嫁さんも居るので、なかなか帰ることがなくなりました。
今までは避難場所があったけど、これからはそうもいかない。そう思うと、自分も強くならなきゃって思います。
実家の母はいつでも帰ってくればいいのに。って言いますが、実は、うちには姑の妹が必ず月に一度2泊3日で泊まりに来るのです。
旦那は一人っ子なので小姑は居ないけど、姑の妹が小姑みたいなもんで・・・
なので、ご想像できるでしょうが、色々あります。
だから、弟のお嫁さんも私がしょっちゅう帰るといい気持ちはしないと思うんです。
私と弟のお嫁さんも、母と弟のお嫁さんも仲がいいので、このままお互いいい距離感でいたいなぁって思うのです。

お嫁さんも何年かすればきっと今よりは強くなってるはずです。
それまで、手助けしてあげてくださいね。

またまた長文失礼致しましたm(__)m
  1. 2008/12/10(水) 22:44:21 |
  2. URL |
  3. 心風 #7wCGPIbI
  4. [ 編集]

うちの母も津島さんのお母様と同様で、孫が可愛いらしく暴走しています。
ただ、兄嫁とうちの母は別居しておりますので、どうにか上手に兄嫁はカワしていますが、はたから見てもどうも行き過ぎだと。
周りは注意したり止めたりするのですが、本人は”良かれ”と思ってやっているところが曲者で、「感謝されることはあっても何で非難されなくてはいけないのか?」と思っているらしいです。。。

母の気持ちも分かるけど、、、母の頃とは子育てに対する考え方が違っているという事に気が付いて欲しいです。

あとは、母の暴走をどうにか穏便に止めるよう、周りが協力しなくてはと思いますー。

今のところどうにか、甥は素直な良い子に。姪は我が家の血を引くとは思えないほどの勉強好きに育っています。(ほんとにウチの子かいな?)
きっと津島さんのお孫さんも、親戚中の愛情を受けて素晴らしいお子さんに育つ事だと思います。
  1. 2008/12/12(金) 00:06:31 |
  2. URL |
  3. ko・ko #1jhbtX.k
  4. [ 編集]

>心風さん

大なり小なり、どこの家庭でも起こりうることではありますけどね。
うちの嫁さんの実家は二つ離れた県にあり、かつ、自分用のクルマを持っているわけでもないので、フラストレーションがたまっても“逃げ場”がないという現実があります。逃げ場がないことがいっそう彼女を精神的に追いつめてしまっているということも、あるかもしれません。近場に愚痴を聞いてくれる人でもいてくれればいいんですけどね。
不幸中の幸いというか、うちの騒動は、嫁姑間のことではなく、“孫姑”の不規則言動が問題だということです。
姑も、舅であるボクも、全面的に嫁の側の理解者であるつもりです。
偏屈な気性のまま歳をとった人間は、簡単に考え方や態度を改められるものではありません。
そんな中でも、孫嫁が唐突に家を出たということが自分のせいだということを、孫姑は、少しでも気づいてもらって反省してもらわなければなりません。
嫁さんも、しばらく実家で休めば気も楽になるかもしれないし、あるいは、あんな婚家には二度と戻りたくないと、かえって頑になってしまうかもしれないけど、ま、我々としては、あまり騒がず、しばらく静観していたほうがいいのかなと、思っているところです。


>ko・koさん

どこにでもいるんですね、そんなおばあちゃん(^^;
たとえばボクが託児所などに取材に行くと、入口で「すみませんがこの消毒液で軽く手を消毒してください」って言われます。
今はそういう時代なので、我が家でも、赤ん坊を抱っこする前には手を消毒しようというようなルールを嫁さんに提案されたら、ボクにはまったく抵抗ありません。いいことなら進んで実行しようと考えます。
ところがやはりうちの母親などは古い人間なので、「大げさすぎる」と吐き捨てて、無視してしまうでしょう。そういう神経が、まだ若い嫁さんには堪え難いのです。
そうそう。本人は何でも“良かれ”と思ってやってるんですよね。
しかし、その“善意の押し売り”が曲者。
ボクなんかも、「これをしていると運が開けるみたいだから」と、水晶玉のブレスレットみたいなものを母親から押し付けられたとこがあります。勘弁してくれと。
せめて、「そういうものがあるらしんだけど、買ってやろうか?」と、前もって打診してくるのならともかく。
その時ボクは心の中で、「運が開けるかどうか、まずあんたが自分で試してみてくれ。それから考えるから」と、叫んでいたものでした。

あなたの言う通り、暴走癖のついた人の言動は、そうそう改まるものではありません。
なので、周りがどうフォローしていくか、それに尽きますね。
嫁と孫の安寧を最優先にしながら、しかしやはりお袋を孤立化させるのも本意ではなく、これからも色々と模索していかなければなりません。
  1. 2008/12/12(金) 12:11:27 |
  2. URL |
  3. 津島 #-
  4. [ 編集]

こんにちは。

うちの場合は、私の叔父にあたる母の弟のところに嫁いできたお嫁さんがいるのですが、その嫁は強い!!
昔流行った「おばたりあん」と言う言葉がぴったりくるような人です。
祖母(母の母)と同居してますが、祖母の方が気おくれしちゃって、逃げ道として我が家に来ます。
祖母からの頼みごと(どこどこへ連れてってほしいとか)もすべて我が家に来ます。
同居している身内がいるのにですよ。
(これもこちらとしては凄く迷惑なんだけどー・・・)
そんな人もいるんですよね。
同居って難しいですね。
  1. 2008/12/12(金) 12:37:20 |
  2. URL |
  3. tsukasa #2oMqC0Wc
  4. [ 編集]

そのtsukasaさんの話のケースじゃないけど、家族や親族間の問題は、外からは真相が見えないこともあるような気がしています。
たとえば、父親が外に愛人をつくったとします。
それは、母親が傷つくことでもあり、周りはよってたかって父親の暴挙を責め立てるかもしれません。
だけれども、もしかしたら、父親には、妻との生活に“堪え難い何か”があって、心の安穏を外に求めざるを得なかった…と、いうことだったのかもしれません。
逆のケースだともっと分かりやすいかな。
夫以外の男性と関係を持ってしまう既婚女性が、しばしばあります。
女性だからということでなおさら、ふしだらな愚行として周りから責め立てられます。
ただ、もしかしたらその女性だって、好き好んでそんな生き方を選んだのではないのかもしれません。
夫との生活の中で、もう、そういうところにでも“逃げ場”を求めなければならないほど精神的に追いつめられていた…ということもあると思うのです。
順風満帆な生き方の出来る人なんて、そうそう多くはないのかもしれません。
“逃げ場”を持てる人は、まだしも幸せです。
  1. 2008/12/14(日) 14:01:22 |
  2. URL |
  3. 津島 #-
  4. [ 編集]

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