津島修三ブログ

カメラマン兼ライター津島/愛と妄想のブンガク的空間

一緒に風呂に入りませう

_B020322.jpg

INAX調べの面白い調査結果があった。
それは、夫婦で一緒に風呂に入るかどうかのアンケート。
要約するとこんな感じ。
********
「夫婦で一緒に入浴したい」と思っている既婚男性は45.4%、既婚女性は25.2%。
「一緒に入りたくない」女性は37.7%、40歳代以上の女性で「一緒に入りたい」は激減。
実際に夫婦で入浴することがある既婚者は39.3%で、約6割の夫婦が一緒に入浴していない。
********
我が家は一緒に入る機会が比較的多いほうだから、「風呂くらいは一緒に入りたいよね」ってのが夫婦共通の認識。

ただ、のべつ一緒かというとそうでもなく、ボクが仕事部屋にいるときに「お風呂入ろ♪」と女房が誘いにくることもあれば、女房が風呂に入った気配を感じてすぐにボクが後を追うこともあれば、その逆もあり、そして、ちょっと空気がぎくしゃくしている時などはわざと時間をずらして入ることもある。
そういう意味では、一緒に風呂に入るというのは、二人の間の関係の、なんだか一つの“バロメーター”のようなものかなとも、思うのだ。
若いころと違って、夜になれば何が何でもエッチに持ち込もうというような衝動は失せてしまったけれども、何か、“一緒に風呂に入る”という行為がとてもほっこりとした楽しみに、なっていたりするのだ。

本日の写真は、川崎市のJR鶴見線国道駅。
このガードの上に線路とホームがあり、写真左手にある無人の改札口を通ってホームに出る。
ガード下はいわば“テナント”になっていて、以前は飲食店などの店舗が連なっていたようだ。
今は、人の出入りがあったのは釣り船の店一軒だけだった。
昭和の香りが色濃く残るこの国道駅に関心を寄せる向きは結構多く、カメラ片手の若者がよく訪れている。
この写真でも、真ん中奥にカメラを構えている若いお兄ちゃんが写っている。

他の人たちがどういう理由でこの駅に関心を持つのかは分からないけど、ボクが興味を持ったのは、ここが『幻の光』という映画の印象的なシーンのロケ地に使われていたためだ。
同作は江角マキコの女優デビュー作品。
貧しくも幸せな新婚生活を送っていた江角演ずる新妻だったが、ある日、何の前触れもなく夫が自殺する。夫がなぜ死ななければならなかったのか、まるで思い当たることがないのだ。
やがて彼女は、後妻の口で能登に嫁いでいく。
そこで新しい生活を始め、二度目の夫との生活にもなじんでいくのだけど、やはり彼女の心の中には、すっきりと晴れない靄のようなものが、いつまでも漂っているのだ。

たとえ夫婦だって、相手が心の奥底でどんなことを考えているかなんて、分かったものじゃない。
分かったつもりでいても、実は全然違うことを考えているのかもしれない。
エッチをしたって、それで溶け合うような心持ちにはなるかもしれないけれど、“一心同体”になれたことの証しにはならない。
ならばせめて、一緒に風呂に入ることで、“少なくとも一緒に風呂に入ることくらいは苦にならない”というような“距離感”であることに、安心感を求めたかったりするのだ。

風呂くらいは、一緒に入ろうぜ。


テーマ:写真にコトバをのせて - ジャンル:写真

  1. 2008/11/06(木) 23:52:00|
  2. OLYMPUS E-510
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

こんにちは。

うちはだいたい一緒ですよー(照)

この前、私がパソコンに夢中になっていて、お風呂に一緒に入れなかったら
「・・・来てくれなかったー。」
ってだんなさんは拗ねちゃいました(笑)
  1. 2008/11/07(金) 12:41:36 |
  2. URL |
  3. tsukasa #2oMqC0Wc
  4. [ 編集]

>だんなさんは拗ねちゃいました

あると思います!
うちもたまにそんな状況になります。
女房から一拍遅れて風呂に入ろうとすると入れ違いになってしまったり、その逆に、自分が先に入って女房を待っててもなかなか来ないのでしびれを切らして上がったり…。

ちなみに、ボクは今手の指をケガして絆創膏を貼っているので、自分でカラダを洗えません。
今度奥さんに洗ってもらおうと思います。すみずみまで!
  1. 2008/11/09(日) 23:06:40 |
  2. URL |
  3. 津島 #-
  4. [ 編集]

わたしには”世間はそんなに夫婦で入浴してるのか!?”と驚きでした。

新婚の友人が言うには
「今まで彼の目に見えないところでいろいろ一生懸命努力をしていたのだけど、それが全部バレバレよー」と。
バレて困ることは何も無いのだけど、”どこふく風”って顔してたのに、実はこんなに努力してたんだーって思われるのが癪なんですって。
彼女にわたしは同感ですー。
だって、女性はお風呂の中でいろいろ努力してるんだものー。
  1. 2008/11/15(土) 23:35:58 |
  2. URL |
  3. ko・ko #1jhbtX.k
  4. [ 編集]

「風呂くらいは気兼ねせず独りでのんびり入りたい」…っていう考えもあっていいわけだから、二人で風呂に入るのが結婚の必須要件ってわけではないと思うけど、逆に、恥じらうこともなく隠さなければならないこともなく、風呂の中ですべてを晒(さら)し合える…というのも、ある意味では“結婚”という生き方の醍醐味なのかも。

“恋愛”っていうのは、ある意味では、自分の一番いいところを見せようとする行為かもしれません。一方、“結婚”は、いいところも悪いところも全部晒して、その上で一緒に生きていきたいかどうか…、ちゃんとお互いにココロを開けたほうが、結婚はうまくいく確率が高いわけで…。
結婚は、恋愛の延長線上の部分もあり、延長線ではない部分もあり…。
  1. 2008/11/16(日) 14:57:59 |
  2. URL |
  3. 津島 #-
  4. [ 編集]

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