津島修三ブログ

カメラマン兼ライター津島/愛と妄想のブンガク的空間

ピロートークで眠りたい

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高校生の頃、ラジオの深夜放送のリスナーつながり(ボクは文化放送の「セイヤング」を好んで聴いていた)で、全国の何人かの女のコたちと“文通”をしていた。
その時に思ったのは、「夜中には文章を書くもんじゃないな」ということだった。
文通相手の女のコから手紙が届き、ウキウキした気分でさっそく夜中に手紙を書いてみるのだけど、翌朝それを読み返してみると、自分で赤面してしまうほどの“変なスイッチが入った文章”になっていることが多いのだ。

人間て、夜中には“変なテンション”になってしまいがちなものなのかもしれない。
(夜に変なテンションになっちゃったほうがヨイ場合もあるけどね)
同じようなことで、人と論争になっている時なども、すぐには言い返さないほうがいい。
自分では冷静で正論を言っているつもりでも、心のどこかがヒートアップしてしまっていて、水掛け論の言い合いにしかならないことが少なくないのだ。

だから、ほんのちょっとでもいいから時間を置いて(自分がクールダウンするためでもあるけど、同時に、相手にクールダウンする時間を与えるためでもある)、どういう言い方をするのが好ましく、かつ効果的か、言葉を選んでものを言うようにしたほうがいい。

世間ではツイッターとやらが大流行りのようだけれども、それにボクが飛びつけないのは、じっくりと言葉を選んだやり取りをしたいというボクの考え方とは、相容れないものであるような気がするからだ。(単なる食わず嫌いかもしれないけど)
もっとも、そんなボクでも、数年前までは、全国のネット仲間(やっぱご婦人のほうが多かったです)と、月に一度の週末の夜にチャット大会をやって、とても盛り上がって、あれはあれで楽しい思い出だったから、ツイッターってやつも、それに近いノリのものなんだろうなと、“全否定”はするつもりはないのだけどね。
ツイッタ―のいい面もいっぱいあるんだろうけど、今のところ、ボクはまだ“蚊帳の外”でいいと思っている。

うちの女房は、特に饒舌でもせっかちでもないのだけど、とにかく話が下手だ。
女房が他の誰かに延々と何かを説明している時、横で聞いていて、「おいおい、悪いけど、そういう言い方じゃ相手にちゃんと伝わらないぜ」と、口を挟みたくなる。
悪いコじゃないんだけど、要領の良い話し方をするというのは、ちょっと苦手らしい。

一緒にクルマに乗っていて、彼女が、最近観た映画だかドラマだかの面白かったやつをボクに話して聞かせようとするのだ。
わざわざ自分から話し出したのだから、彼女には相当面白かったのだろう。
「中年の夫婦がいてね、旦那が浮気をして家を出てしまうのね。それで、若い愛人と一緒に暮らし始めて、子どもまでつくっちゃうのよ」…
ベタな話で、それのどこが面白いのか(あるいは、それのどこが“ツボ”なのか)、ボクにはよく分からない。
でも、取りあえず一生懸命聞かせてくれようとしていることに敬意を払って(苦痛だけど)、黙って聞いている。

「その愛人がね、もう一人子どもが欲しいって言って、不妊治療まで受けて産卵期のたびに彼にセックスを求めてくるのね。それに彼が嫌気がさしちゃって…」

さっ、産卵期?! それを言うなら“排卵日”でしょうが! お前は紅ジャケか!

悪いコじゃないんだけどね…。



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  1. 2011/01/23(日) 00:37:23|
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