
たった一枚の写真を撮ればその日の仕事はおしまい、ということがある。
そのたった一枚の写真のために、片道数時間もクルマを走らせることがある。
クルマを走らせている時間は“仕事”とは呼べない時間だけれども、クルマさえ走らせていれば、他には何もしなくてもいいという、何というか、安心感か解放感、のようなものがある。
写真を撮るためにクルマを走らせているのではなく、何かから解放される口実をつくるために、僕は好んでクルマを走らせているような気もする。
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- 2005/11/27(日) 01:09:59|
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僕にはネットの仲間が、地元や県外にずいぶんいる。(多くは女性だが)
ときどきオフ会と称しては集まって酒飲みをやる。多い時には十人ほども集まる。
友人がそれだけいるから、僕がどこかに旅行をして土産を買ってくるとなると、全員に行き渡る分くらいは買ってこないと、何かと差し障りがある。
5年前にドイツに行ったときは、帰りのフランクフルト空港でハーブキャンディーを十個ほど買ってきた。
一個百円くらいで安かったし、外国のお菓子なら珍しくてみんな喜んでくれるだろうと。
ところが、これが、すこぶる評判が悪かった。
不味いのである、とんでもないくらいに。日本人の口には合わない。いったい、ドイツ人はどういう味覚をしてるのかと、そのあまりの異質な味に、驚愕を禁じ得なかったのである。
がしかし、このことで、僕の中の天の邪鬼に火がついた。
よし、ニューヨークでも、信じられないような驚愕の味のお菓子を買ってきてみんなをげんなりさせてやろう、と。
ケネディ空港の売店で、めぼしいヤツを見つけた。商品名は『ネコ・アソーテドウエファース』となっている。『カルミン』みたいな菓子かと思った。これを十個と、ミントキャンディーというやつを十個、それぞれ百円ほどのものを買ってきた。国際空港の売店に売っているくらいだから、売れ筋商品なのだろうし、アメリカの人気商品なのだろうし、アメリカを代表する菓子の一つなのだろう。そうに違いない。
まあ、ミントキャンディーは悪くなかった。けっこう日本でも評判は良かった。
問題は、アソーテドウエファースである。
昨夜、地元のイタリアレストランでオフ会があった。遠方から遊びにきていたネット仲間を入れて総勢8名が参集した。僕がニューヨークから戻って初めてのオフ会でもあった。
ニューヨークの土産話を聞いてもらうのと、オミヤゲを配るのが、この夜の大きなイベントの一つであった。
しかし、僕にも良心はある。堪えられないほど不味いものを、「はい、お土産♪」とニコニコしながら配るわけにはいかない。
一つ、封を切ったものがあったので、まずそれで一枚ずつ試食してもらうことにした。なぜ封を切ったものがあるのかというと、女房に土産にあげたら一枚食べたきり「これ、いらない」と突き返されたのである。
とりあえず、みんなに一枚ずつ食べてもらった。してやったり、である。「美味しい!」とか「食えなくもない」と言う人は一人もいなかった。「いらない」…と。
第一にまず、薬くさい。菓子に使う香料とも思えない。食べてみても薬くさい。ナフタリンみたい。タンスに一枚いれておけば、一年くらいは衣類に虫がつかないかもしれない。
昨夜のイタリアレストランの僕以外の7人の中に、「もらっておくわ」と言ってくれる人は一人もいなかった。
すごいな。貴重な外国土産で、こんなにも頑強に受け取り拒否される菓子も珍しい。
来年も海外出張が一本あるのだけど、そこでも空前絶後の土産を買ってこよう。
ああそれにしても、引き取り手のないこの菓子、どうしたものか…。
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- 2005/11/26(土) 01:09:36|
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皆さんは、年中からからと朗らかに過ごしていますか?
僕は、基本的には楽天家なのだけど、ときどきひどくナーバスになる時があります。軽い鬱が入っているのかもしれません。病理的な鬱なのか、単なる「怠け病」なのかは分かりませんが。
一度そういうモードに入ってしまうと、仕事がたまっても全然片付けられないし、早めに済ませたほうがいい用事があっても「明日でも間に合うし」と一日延ばしにしてしまいます。それで現実逃避でネットに没頭し、何度も繰り返し同じサイトを観たり、昼間から酒を飲んだり…。
まあ、経験上、こういうことはバイオリズムにも関係しているらしいことが分かって、しばらくすればまた気持ちも楽になることが分かっているから、あまり自分を追いつめることはしないのだけど、それにしても、仕事が遅れる言い訳を対外的にしなければならない時や溜まった仕事や用事の山を目の前にして呆然としている時など、いっそうナーバスな気分になってしまいます。
過日、ある会合の行事として山陰に視察に行ってきました。
日程の最後は出雲大社のお参りです。これは、視察そのものとはあまり関係なく、いわば、「山陰に来た時のオヤクソク」でおまけとして日程に組み込まれたものだったのかもしれません。
実は僕、神社へのお参りや墓参りで手を合わせたり黙礼したりするのが子供の頃から苦手でした。
そういう“儀式”ってひどく滑稽に思えて、とても恥ずかしくて自分には真似できないな、と。
なので、お盆の墓参りや初詣でも、ほんの一瞬手を合わせただけでお茶を濁してきました。
しかしまあ、「苦しいときの神頼み」という言葉もあるし、真剣に手を合わせたり黙礼することもありかなと、最近は思うようになりました。実際、クルシミっぱなしなので(^^;
神社のお参りの作法は、二礼二拍一礼ですが、出雲大社はさすが別格、二礼四拍一礼です。二つ余計に手を打たなければ願いは聞いてもらえないのでしょう。
もう、マジで二礼四拍一礼でお参りしてきました。
それから、「お守り」。これも、若い頃の僕だったら「ちゃんちゃらおかしい」と見向きもしなかったけど、なんせ苦しいときの神頼み、持ってないよりは持ってたほうがマシかもしれないから、買っておいたほうがいいかなと。そこらへんの神社ならともかく、出雲大社だもの、簡単に来れる距離でもないから、あとから「買っておくべきだった!」と後悔するくらいなら、開運お守りの一つくらい買わない手はないでしょう。その800円のお守りを、(貧乏人根性が染みついているゆえ)買うべきか見合わせるか、数分の間逡巡したのち、やっぱり買うことにしたのでした。金額はともかくとして、僕にしてはとても大決断な買い物でした。
さて、さっそくそのご利益なのか、山陰から帰ってきて早々、新しいレギュラーの仕事の話が舞い込んできました。
ここしばらく、収入不足で苦しんでいたけど、この先は順調にいけば一息つけるくらいにはなれるかもしれません。さすが出雲大社です。願いを聞いてくれるのなら、四拍どころか四十拍でも四百拍でもします。
そうやって新しい仕事も確保できたのに、ナーバス癖は治ってないので、結局仕掛かり仕事の山は溜まる一方。なんだかなあ…
(写真は出雲大社です)
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- 2005/11/24(木) 15:36:13|
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ある街の市役所を訪ねた。
調べていたことがあって、市役所の観光課から情報を仕入れようと思ったのだ。
結局市役所にも僕の欲しい情報はなくて空振りに終わってしまったけれども、庁舎内の部署の配置換えがあったみたいで観光課がどこに移ったのか分からず、しばし庁舎内をうろうろしてしまった。
そうして、この立派ならせん階段を見つけた。
僕は子供の頃この街に住んでいたことがあるし、取材をしていて分からないことがあった時などはしばしば市役所を訪ねていたのだけど、この庁舎にこんな粋ならせん階段があったなんて、今日の今日まで知らなかった。
庁舎全体はかなり老朽化も進んで手狭にもなっており、中で働いている職員の皆さんが気の毒にも思われた。あるいは庁舎建替えの話もあるのかもしれない。
しかし、このらせん階段の美しさは秀逸だ。少しでも建築に関心のある人やデザイン的なものに関心のある人は大いに興味を引かれることだろう。この街の、隠れた観光スポットだ。
なんという街の市役所であったか、少しの間ヒミツにしておきたい気分だ。
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- 2005/11/17(木) 22:34:16|
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この一年近く、土日はほぼ100%仕事のスケジュールが入っていた。
つまり、暦通りの会社に勤めているカミさんとは、休みが合わないのだ。
できれば休日くらい一緒に遊びたい夫婦としては、いささか無念な一年であった。
昨夜になって、突然今日の日曜日は休んでもいいことになった。
僕個人にも他にやりたいことがなかったわけでもないけれども、貴重な日曜日の休みなので、カミさんに、ドライブにでも行かないかと誘ってみたら、二つ返事で「行く!」と答えた。
仕事上、撮っておきたい風景写真が2カットほどあったので、その撮影とドライブを兼ねることにした。
とはいえ、お互いに朝寝坊な夫婦なので(ていうか、夜更かしし過ぎ!)、起き出すのが昼近く。家を出るのは昼過ぎになってしまう。こんなんじゃさくさくと用件をこなせるわけがない。ギリギリ1カットは撮影できたけれども、雨空ということもあって、4時前には日も落ちてしまい、結局いつかまた出直さなければならないという、ひどく効率の悪い一日になった。
まあそれでも、高原の牧場でうまいソフトクリームをなめることも出来たし、帰り道にはちょっと遠回りしてうまいラーメン屋に寄って満足のいく味のラーメンを食べることも出来たので、その意味では悪くはない休日だったかも。
毎晩Wベッドで寝ている夫婦だから、一緒に過ごす時間が足りないということはないのだけど、それでもやはり、たまの休日には一緒に過ごしたいものだ。
(上の写真は、木曽路・奈良井宿で撮影したものです)
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- 2005/11/14(月) 00:01:56|
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東京谷中には、どの家の飼い猫というわけでもない“地域猫”が何匹もいる。
野良猫と呼んでしまうのはあまりにも身もふたもない。
むしろ、同じ地域の“住人”として、人間社会にも好意的に受け入れられている。
人間に受け入れられているという居心地のよさがあるからか、どの猫もみな性格的におっとりしていて、なんか“いいやつ”って感じがするのだ。
道行く人たちも、にこにこしながら彼らに一瞥して通り過ぎていく。
ニューヨークでは、大都会のど真ん中の公園に野生のリスがいてビックリしたけど、猫がのほほんとひなたぼっこをして過ごす東京の下町も、なかなか悪くないなと思う。
本日の商店街入り口の見張り番は、昔気質の少し頑固なところのある長老猫のようだ。
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- 2005/11/09(水) 00:16:08|
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自分の生活パターンでは、飛行機に乗る機会など、二、三年に一度あるかないかなのに、今年はどうしたわけだか、この二週間あまりの間に9回も飛行機に乗ってしまった。
乗り継ぎが多かったので回数が増えてしまったのだけども、とにかく、9回も離着陸を繰り返したわけだ。
基本的には“乗り物好き”だから、飛行機に乗れるだけでもウキウキするのだけど、こんなにも立て続けだとさすがになんの感懐も湧かない。最後に乗った昨日の夕方の便など、離陸の時も着陸の時も淡々と新聞や機内誌を読んでいた(^^;
飛行機は、忘れた頃に乗るのが、ちょうどいい。
ひと月後には北陸まで足を伸ばす用事があるが、これは自分で運転してクルマで行こうと思っている。
電車で行ってもいいんだぞとクライアントには言われているのだけど、少しくらい長距離でも、自分のペースで移動できるクルマを駆るのが、僕は好きだ。
来年には、片道20時間以上飛行機に乗らなければならない土地へ、仕事に行くことになるかも。こうなるともう、体力勝負だなあ…
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- 2005/11/03(木) 00:57:56|
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